「貧困ビジネス」の汚名を返上する宿泊施設

東京都第二種社会福祉事業を開始しました。

生活保護によるホームレスや生活困窮者の宿泊施設に対して、なぜ「貧困ビジネス」と言われ世間から厳しい批判の声が高まっているのだろうか。

それは、宿泊所を運営する業者が、利用者の生活保護費を儲けの道具とするようになり、利用者の人権が無視され、一番肝心な利用者の自立が促進されず、その結果、生活保護費の無駄使いになってしまっているからです。

これに対し、今後、私たちがめざす宿泊施設は、東京都が平成15年に設置したガイドライン(一人1室・3畳以上、共有スペース・相談室の確保、消防法・建築基準法の適法性の確保)にもとづく宿泊施設を設置することによって、
1.利用者の人権を守り、
2.自立を促すための管理プログラムを策定するとともに、それを運営するためのスタッフを擁し、
3.宿泊施設を人権確保・自立促進・生活保護費の活用の場に転換することです。

そのための新しい第一歩が、2013年10月1日よりオープンするこの「イクソス(ひばりが丘)です。皆様方のご理解・ご協力を宜しくお願い申し上げますと共に、当施設への入所を促進していただければ幸いです。